光が満ち、風が抜ける、暖かい快適な住まい 葉山町A邸

A氏邸data
工法・構造/在来工法
敷地面積/ 131.92 ㎡
延床面積/ 86.14 ㎡
1 階44.73 ㎡ 2 階41.41 ㎡

「海まで無理なく歩けるところ」を探し、Aさんご夫妻が葉山に家を建てられたのは8年前のこと。ふんだんに使われている無垢の木は、歳月を経てさらに味わいを増し、住まいをやさしく彩っています。室内は仕切りが少なく、暮らしの中心となるLDKには吹抜けを採用。引き戸を開け放てば、ゆるやかに繋がり合ったひと続きの空間が完成します。「1階と2階でも普通に会話ができるんですよ」とはご主人。陽射しは上下階をまんべんなく満たし、風通しも 抜群。暑い夏でも、四方の窓を開ければ涼しく、エアコンに頼らずに過ごせるそう。
 開放感あふれる住まいはご主人自ら設計したもの。家づくりは、太陽熱を利用した「OMソーラーの家」を手掛ける加賀妻工務店に依頼しました。「いい材料を使い、大工さんたちの腕も確か。『ちゃんとつくってくれている』という安心感がありました。以前の家はすごく寒かったのですが、今は冬でも寒さを感じず、夏でも暑くない。とても快適です」。お子さま連れのご友人が泊まりがけで訪れることも多く、「夏は民宿状態です(笑)」。人が集まる住まいで、あたたかい暮らしが育まれていました。
1、吹抜けのある1 階LDK。引き戸で仕切った奥には8 畳の和室が広がる。ご友人が訪れた際は、ゲストルームとして活用。
2、陽当たりのいいベッドルーム。自然素材に包まれた空間がプライベートタイムを彩る。
3、和の趣を感じる玄関。正面の壁には、コートや鞄などを掛けられる木のフックを取り付けた。日々の外出時はもちろん、ゲストが来た際も活躍する。
4、家で仕事をすることも多いご主人の書斎兼ワークスペース。仕切りがないため開放感たっぷり。
1、キッチンには、収納棚を兼ねた木の大きな作業台を設置。皿や調理道具を並べても余裕の広さで作業がはかどる。
2、 まるで縁側のような、張り出したウッドデッキが目印。葉山の落ち着いた住宅街に調和するA 氏邸外観。
3、2 階の吹抜けから1 階のLD を見下ろして。この吹抜けを通して上下階で会話をすることもあるそう。LDK からは外のウッドデッキへフラットで繋がる。