家族と一緒に年を重ね、味わい深くなっていく 藤沢市A邸

A氏邸data
家族構成/ご夫妻+ 子ども1 人
工法・構造/木造枠組壁工法(2×4)
敷地面積/ 188.60 m2
延床面積/ 203.96 m2
1階82.56m2 2階66.96 m2 3階54.44m2

照明のひとつ、建具のひとつをとってみても、こだわりがいっぱいのA氏邸。住まいを見渡せば、ご夫妻が家づくりを思う存分楽しまれたことが伝わってきます。そもそも、この地にはご主人のご実家が建っていました。築45年の昔ながらの日本家屋を、どこか外国の香りがする開放的な二世帯住宅に建替えたのはパパスホーム。「オフィスを見て、ひと目で気に入りました。雑誌などを見せつつこちらの希望を伝えたら、イメージ通りのものを提案してくれる。細かいディテールまで注文をつけたのですが、面倒臭がるどころか逆に張り切って対応してくれて。一緒に家をつくっているという充実感がありました」。
   2階の子世帯は、ほぼワンフロアをゆったりLDKが占めています。パイン材の床、珪藻土の壁。自然素材で彩られた空間は、「時間が経てば経つほど美しくなる家」をめざす同社ならではの味わいが漂っています。「床はだんだん色が濃くなってきて、新築の時よりもいい雰囲気。傷や汚れが付いても気になりません」。
 住みはじめてちょうど2年。同じ年のお嬢さまと一緒に時を重ねながら、住まいに家族の歴史が刻まれていきます。
1、リビングとひと続きのダイニングキッチン。テラコッタのタイルを敷き、床を一段高くした。特注の大きなダイニングテーブルは友人を招いた時に大活躍。アメリカ発祥の"ビアポン"というゲームに興じることも!
2、玄関には、パパスのオフィスで使われていたアンティークなドアを採用。優雅なアールの曲線が他にない住まいを演出し、訪れる人
の期待感を高める。
3、バスルームの壁に嵌めたブルーのタイルは、外国のホテルを参考にしてご主人が探し求めたこだわりの一品。
4、玄関アプローチに外付けシャワーを設置。サーフィン帰りに重宝しそう。
1、階は親世帯、外階段を上って2・3階が子世帯。白一色の外観が、住宅街になじみながらもわが家の個性を主張している。茶色のシャッターの奥は、サーフボードやキャンプ道具を収納したミニガレージ。ご主人の趣味の空間としてこれから改装していく予定だそう。
2、階段と、吹抜けに面した3階の手すりにはアイアンを使用。1 枚ガラスの大きな高窓から入る光が、上下階を優しく照らす。
3、ご夫妻たっての希望でキッチンはアイランド風に。片面いっぱいに設けられた掃き出し窓の外は広々としたバルコニー。窓を開け放てばよりオープンな空間になる。夏はプールを出してお嬢さまの遊び場に。