ディテールまでこだわり抜いた自然素材の大空間 藤沢市O邸

O氏邸data
家族構成/夫婦
工法・構造/在来金物工法
敷地面積/ 125.52 ㎡
延床面積/ 96.06 ㎡
1階44.72 ㎡ 2 階51.34 ㎡
1階 61.76㎡ 2階 38.71㎡

伸びやかに広がるボルドーパインの床、優しく光を反射する珪藻土の壁。すみずみまで自然素材に彩られ、深呼吸するのも気持ちいいO氏邸。暮らしの中心となる2階のLDKは、大きな窓やフラットに繋がるウッドデッキの効果もあり、抜群の開放感を誇ります。天井の梁はあえて見せて、白く塗装。キッチンや階段脇の壁にも、同じく白で塗装した木の板を張りました。
 住む人のこだわりが感じられるナチュラルな空間。カタチにしたのは、ディテールに至るまでの細やかな心配りに定評のあるピーズ・サプライです。「会社を訪問した時のパッと見の印象がすごくよくて、ここにお願いしたいと思いました。無垢の床が標準仕様だったり、ドアなどの建具から電気のスイッチまで、多彩な選択肢があって似合うものをアドバイスしてくれる。引き出しが多かったので、とことんこだわることができました」とご夫妻もにっこり。オリジナルのキッチンや木枠の窓、造作の収納棚。同社からの提案で、住まいは思い描いていた以上のものになったといいます。「これまでインドア派ではなかったのですが、家で過ごす時間が楽しくなりました」。
 風通しがよいので夏は過ごしやすく、セルロース断熱のおかげで冬はあったか。L Dの吹抜けや階段など、家の中にはお気に入りの場所がたくさんあるそうです。「実際に暮らして、ますますわが家に愛着がわきました」。
1、ロフトからの眺め。天井が高く気持ちいい。
2、2 階のパウダールーム。シンクまわりには木のカウンターと棚を設置し、壁にも飾り棚を設けた。鏡の上の照明も雰囲気にぴったり。
3、白でまとめられた美しいキッチン。パントリーや収納棚に見せたくないものを隠し、カウンターの上はいつもすっきり。コンロの脇の壁にはレンガ風の白タイルを貼った。
4、玄関の正面にある物置コーナーには、ピクチャーウィンドウを配置。家に入ると、すぐに中庭のグリーンが目に入って気持ちいい。
5、藤沢の落ち着いた住宅街に調和するO 氏邸外観。駐車スペースの一角に植えられたシンボルツリーの椰子の木が目印。
1、1 階中庭に面したご夫妻の寝室。スペースの一部を壁で仕切り、造作の収納棚を設けて広々としたウォークイン・クロゼットに。
2、3、リビング上部に設けられたロフトは、ご夫妻の隠れ家的スペース。造作の棚に雑誌や書籍、小物などが美しく並べられている。ロフトに繋がる階段の壁には、幅の広さにミリ単位までこだわったという白い板を張り付けた。